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Disgusting なカナダ人


「胸が悪くなるような、実に嫌な(=disgusting)」光景だった。
昨夜、CBCのレポートを見ていたら、タテゴトアザラシの狩猟風景。
カナダ東海岸のニューファンドランド州のシールハンティング、今年は良い猟が出来る年だって。

当然、tm3との大議論が始まるのがウチの特徴。
日本には捕鯨はやめろとか相当な圧力かけるくせに、氷上のアザラシなら良いのか?
まだ生きてるのに、ガシガシと切り裂いて、毛皮だけ取ってくのか…。

人間のすることか…というのが率直な私の感想だけど、果たしてアザラシの赤ちゃんがあんなに可愛くなかったら、私はこんなに哀しむだろうか?と、感情的にならないように自問してみるが、答えは出ない。
私的には、食べるものも他のものも、感情を持つ動物は殺生したくない。

一番私がビックリしたのは、エコツアーと銘打って、日本人観光客や隣国などからの人々を高額で案内するガイドが、ツアーの後で同じ場所に戻ってハンティングをしていること。
当然、反狩猟派だと思ったのに、これではダブルエージェント、ダブルクロッシングではないか。
一度のツアーで観光客らが落として行くお金は、漁師の3ヵ月の収入に等しいという。
アザラシを殺しても大したお金にならないなら、なぜ他の仕事をしないのか…。
貧しい州なので、他に仕事がないのだと。

貧しいのはなにも、ニューファンドランドだけではあるまい。
だだっ広い平原、冬の寒さは尋常でないカナダ中部じゃ、夏場の収穫が命だ。不作の年はどうすれば良いのだ。
しかし、ニューフィー(ニューファンドランド州の人)は、海に出ればアザラシがいるのだ。

自分で頑張って学校を卒業、故郷を捨てて看護婦になり、隣国アメリカやアラビア半島辺りで働いている女性たちを批判するのはやめようと思う。

動物保護団体の抗議は相当なものだろう。
カナダではあまり報道されていないが、隣国や欧州ではどうだろうか?

どんなに誰が抗議したって、アザラシ猟はなくならないだろうなあ…と思う。
by canadienne | 2008-04-17 05:36 | Oh, Canadaaa!


ダメかも、カナダ…オタワ・ソーウツ日記


by canadienne

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